訪問介護で利用者の様子がおかしい場合は救急車を呼ぶべき?それとも病院に連れていくべき?
訪問介護の現場で「なんだか利用者の様子がおかしい」と感じるケースもあるかもしれません。
例えば、発熱や嘔吐がある場合。
一般的に、これぐらいで救急車を呼ぶケースは少ないです。
慌てずに、まずは様子を見守ってください。
その間に、水分補給を進めたり、休ませたり、小さなケアを心掛けるだけでも違います。
ただし、状況が悪化したり、症状が続く場合は、一度病院に相談してみるのも一つの手です。
この際、医療機関への受診を提案する場合もありますが、個人の判断だけで決めるのではなく、施設の責任者や上司と相談してから行動に移しましょう。
一方で、利用者さんの呼吸が止まるなど明らかに異常な状況に直面したら、これは迷わず119番です。
こんな時は一刻を争うので、ためらわずに救急車を呼びましょう。
また、緊急の対応については、基本的に一人で判断するよりもチームで協力するのがベスト。
訪問中に何か心配なことが発生したら、すぐに施設や上司に連絡を取ることが大切です。
周りに相談することで、より良い判断ができます。
あまりマニュアルに囚われるのではなく、大切なのは利用者さんにとって最も安心できる状況を確保すること。
普段から緊急時の対応について知識を身に付けておくことで、いざという時も冷静に行動できるはずです。